2022年3月25日—Twitterスペースでお話させて頂いた助産学生の華倫さん♡
華倫さんの紹介はこちら…

華倫さんは大学4年間で看護師・保健師過程を終了し、2つの国家試験に合格。1年の助産師養成学校に入学予定の助産学生さんです。
https://twitter.com/Kk20000220
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・助産師になりたい方
・助産師養成学校に入学したい方
助産師になろうとしたきっかけは?進路を考えた時期は?
進路を考えたのは、高校2年生。小さい頃から病弱で医療機関にお世話になる機会が多かったという華倫さん。医療に興味を持ったのがはじめのきっかけ。将来の進路を考えた時に『人と関わって人を癒してあげたい』という思いを持ったようです。
当時『14歳の母』を視聴し、助産師という職業を知ったことも助産師を志望するようになった影響の1つと話されていました。その時に『助産師って素晴らしい職業だな』と興味を持たれたようです。
そこから助産師に興味を持ち『助産師の歴史』を調べられたようです。その中で『古くからある伝統的な職業』、『人の生命の始まりから関われる素晴らしい職業』と感じ、将来助産師になろうと思われたようです。



高校生から進路が明確で素敵♡私も祖母が糖尿病で通院していたのに付いて行ってた経験から漠然と『看護師』という職業に憧れがあり、高校2年生の看護体験で分娩を見たのがきっかけで、助産師を目指しました。共通点があって嬉しい!!
助産師になるための進路
将来、助産師になろうと決意したものの…最初は助産師になるためにどんな進路を進めばいいか分からなかったようです。
まずは、高校の先生に相談し、先輩の進路の話を聞いていったようです。そこから、看護大学に入学します。
進学先を選ぶポイントでは、助産師過程がある大学か、付属で助産師専攻課程があるか調べれ、志望校を決定されます。



華倫さんは助産師になるために、付属の助産専攻がある大学に進学されたのですね♡
大学で保健師過程を学ぶ
付属の助産専攻がある大学に進学した華倫さん。進学した大学は在学中に保健師過程も学べる大学だったようです。
『母子保健』や『地域での母子保健事業』に興味があった華倫さんは、保健師過程を選択します。その後、実習→国家試験を受験。見事、看護師と保健師のW合格。



国家試験合格おめでとうございます!将来助産師として働くうえで、母子保健や地域の母子保健事業を保健師過程で学んできたことは大きな強みになりますね。
お話の中で印象的だったのは『地域を見据えた切れ目のない援助の視点』がすでにあること!!
お産後の在院日数は経腟分娩だと4~5日、帝王切開だと5~6日…あっという間に退院されます。入院中の数日間で育児手技の習得や授乳練習を行います。



特に初産婦さんでは、育児手技に不安を抱いたまま退院される方も…その後、2週間健診や産後健診のポイントでしか関われない…というのが病院で働く助産師の思いです。だから、地域で保健師さんが子育ての見守りや訪問をしてくれるのが、本当に心強い!!
赤ちゃんの成長も1か月・3か月・半年・1年と教科書的な知識がベースなります。育児相談も赤ちゃんの成長を見据えた保健指導が必要です。そのため、実際に保健師過程で学ぶことで、母子保健の施策なども理解して意識的に関われると助産師としてのケアの選択肢が広がったり、深みが出るだろうと感じました。
助産学校を選択したきっかけ
大学卒業後、付属の専攻科に進学予定だった華倫さん。ですが…内部進学は自宅が近くないと不利という理由から助産学校の外部試験に切り替えられます。
家族の支援を受けられるように、自宅から通える範囲で助産学校を探されます。



助産実習は大変だったから、家族の支えがないと乗り切れなかったな…
志望校選びについて
実際に華倫さんが志望校を決定するまでの流れはこちら↓
ピックアップした養成学校のホームページから『カリキュラム』・『年間スケジュール』・『学費』・『募集要項』を情報収集し、志望校を検討していく。
お話を聞いていて印象的だったのは、助産師を学ぶ過程で学べることが養成学校によって特色があるということ。



『babyマッサージ』や『マタニティヨガ』の資格を取れる学校もあるみたい♡
実習先が養成学校によって全然違うという話はよく聞くけど、在学中に取得できる資格も違うという点も印象的でした。



私は助産師過程がある大学に進学することしか考えていなかったので、助産師教育の比較や検討をしませんでした…華倫さん凄い!!
また、華倫さんは大学入学時から働きたい病院(小さい時にお世話になった病院)は決まっていたので、志望校から卒業生がその病院にどれくらい就職しているかも調べられたみたいです!!



将来の展望を見据えての進学…凄すぎる!!
受験勉強について
華倫さんが受験勉強のために始めたことが情報収集↓
実際に受験した学校は『小論文』と『面接』+『書類選考』があったみたいです。



書類選考って就職みたいですね…



行動力がすごい!SNSを活用しているのが、Z世代♡憧れる!
小論文対策
受験する学校は『小論文』の過去問が公開されていなかったので
・他校の公開している助産学校の小論文の過去問のテーマ
・産科医療法制度からテーマを選び、考えをまとめる
・周産期に関する最近のニュースやトピックを選び、考えをまとめる
と対策を始めたようです。そして、大学のゼミの先生に協力を仰ぎ添削してもらったみたいです!!ゼミの先生は保健師過程の先生で卒業論文も担当してくれていた先生だったようです。



大学の先生の協力を仰ぐのはいいですね!!私は入職してからも、悩んだ時は助産の先生に相談することも…先生との繋がりは大切だと改めて思いました!
実際の受験では『コロナ渦における妊産褥婦の支援のありかた』…というとてもタイムリーなテーマだったみたいです。



後日、華倫さんおススメの小論文対策本を教えて頂きました。
また『小論文のテーマを収集する』・『面接対策』のために J-STAGE トップ (jst.go.jp) を活用されていたようです!
J-STAGEとは?
J-STAGEとは、日本の学術ジャーナルを発信するオンラインプラットフォームです。詳細は↓
「科学技術情報発信・流通総合システム」(J-STAGE)は、国立研究開発法人科学技術振興機構 (JST) が運営する電子ジャーナルプラットフォームです。J-STAGEは、日本から発表される科学技術(人文科学・社会科学を含む)情報の迅速な流通と国際情報発信力の強化、オープンアクセスの推進を目指し、学協会や研究機関等における科学技術刊行物の発行を支援しています。
現在J-STAGEでは、国内の1,500を超える発行機関が、3,000誌以上のジャーナルや会議録等の刊行物を、低コストかつスピーディーに公開しています。
J-STAGEで公開されている記事のほとんど*は、PCやタブレット、スマートフォンを利用して、世界中から誰もが閲覧できます。無料のアカウントサービス「My J-STAGE」に登録すると、よく使う検索条件を保存したり、お気に入りの資料について最新号発行の通知を受け取ったりすることができます。
*認証付き記事(各発行機関から許可を受けたユーザーのみが閲覧できる記事)を除く
J-STAGEの概要 (jst.go.jp)
J-STAGEを活用した華倫さんの声↓
面接対策
面接で聞かれる内容は、他の学校とほとんど大差はないと思い、情報収集で得た質問内容を中心に考えをまとめていたようです。華倫さんが実際の面接で聞かれた内容はこちら↓



体調管理は受験の面接以外にも聞かれます…臨床なら入職前アンケートとか…助産学生になるうえでも入職するうえでも共通して体調管理は重要ってことですね!



家族の協力は大事ですね!!私は1人暮らしだったので、母が手作りのおかずを冷凍して送ってくれたり、週末お洗濯に来てもらったり、毎朝起きれるように父にモーニングコールしてもらってました!!
受験スケジュールについて
10月の上旬で合格発表は試験受けた後の4日後だったみたいです。



思ったより早くてビックリ!
学校によって違うみたいで、一般的には2週間くらい?かかるようです。この辺は、志望校の募集要項やホームページをご確認ください。
『看護師・保健師の国家試験』と『助産学校受験』の両立
助産学校の入試形態が変更したり、受験前に保健師の実習があって大変だったようです。



気持ちが焦ったりしなかったの?
華倫さんは、焦らないように早めに計画的に対策されていたのが印象的でした。
看護師国家試験対策は、大学1~2年生に合格圏内に入れるように勉強したようですね。とても努力家ですね。
保健師の実習に行く頃(大学4回生の夏頃)には模試はA判定だったみたいです。



具体的にはどんな勉強風に勉強していたの?
華倫さんが大学進学時~国家試験までの勉強方法のまとめ↓



自分の言葉でまとめるって大事ですね。臨床では、『言語化』や『思考発話』が求められるますが、私はとても苦手で今も苦労しています。
意気込み、今後の目標
保健師過程で学んだことを助産学校で学ぶことと繋げていきたい
助産学校で勉強したことを自分の中に落とし込んで、助産観を磨いていきたい
病院だけで働くのではなくて、地域でも助産師として働きたい



助産師としての将来の展望があるのが素敵です♡学生時代や新人時代の経験が自分の助産観の礎をなるので、今後の学びの機会を大切にしてほしいです!!
この記事を華倫さんにも見て頂いたところ、以下のような反応がありました♡
現在、助産学生として課題に励まれているようです。また、華倫さんの課題が落ち着いたら、2回目のスペースを企画しています。『入学後の状況』や『研究の進め方』など新しいテーマでお話聞けそうです♡華倫さんの今後の活躍にこうご期待☆
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