この記事をご覧頂いている新人助産師のみなさん

助産実習・国家試験お疲れさまでした。
先日、ZOOMでオンライン実習を担当する機会がありました。
事例展開が終わって、少し雑談していると国試を終えて春から入職する助産学生さんから以下のような質問をされました。



入職までに何をしたらいいですか?
真っ先に思い浮かんだのは、旅行などの思い出作り!!



だって、働き始めると長期休暇は年に1回しかないからね~
ですが…今もオミクロン流行中の絶賛コロナ渦だったので



自分なりのストレスの対処法について見つけておくといいと思います。
とお伝えしました。
コロナ渦で実習もオンラインとなり、患者さんとの直接的な関わりが少ないことや分娩介助例数が少ないことから、学生さんが入職に対する不安がとても大きいことが伝わってきました。
私は運よく学生時代も就職もコロナ前でしたが…それでも入職先の人間関係のことや自分が助産師として働いていけるか…と入職前に抱いていた漠然とした不安があったことを思い出しました。
実習指導者としてオンライン実習では、臨床の空気感を伝えることが難しかったけど、臨床の助産師として伝えられることはないかなっと振り返るきっかけになりました。
きっと質問してくれた学生さん以外にも同じことを思っている学生さんは、他にもたくさんいるのでは?微力ながら役に立つ情報発信はできないか?という思いから、このページを作成してみました。
では、本題の入職前に伝えたいことについて書いていきます。
自分なりのストレス対処法を見つける



自分なりのストレス対処法を見つけること
と伝えると、少し驚いた助産学生さん。
たぶん、「〇〇について勉強した方がいいよ。」とか言われると思ったのかな~。
確かに、入職前の私も事前に勉強しておいた方がいいことを知りたかったけど…
それよりも、お休み日に身体も心もリフレッシュできる方法を探しておくことをおススメします。
私は8年間助産師を続けてきましたが、仕事以外に心から打ち込めることを持っていたことで辛い時期を乗り越えられました。
新社会人に対してのメッセージとしては、すごく当たり前のことだと思いますが…現在は、コロナ渦という制限がある環境の中だからこそ、リフレッシュの方法は複数あるといいと思います。
コロナ渦でも私が心から楽しんでいることは
- 西洋絵画鑑賞
- ピラティス
- 海外ドラマ
趣味ってほどでなくても、最近ハマっていることや好きなこと、何でもいいのです。心から楽しめるっていうのがすごく大切だと思います。
私はコロナ前、よく美術館に行っていました。おススメは、箱根のポーラ美術館。
特にクロード・モネの「睡蓮の池」が好きです。
助産師をしていると、流産や死産という悲しいお産や母体・胎児の生命を脅かす危機に出会すこともあります。
私はお産が大好きですが、避けられないショックな場面に気分が落ち込むことがあります。落ち込むのは仕方ないと割り切っていますが、この気持ちに押しつぶされないように、心から楽しめるものに支えられて今があると思っています。
だから、後輩の助産師さんにはこのマインドを一番伝えたいと思っています。
読書をする
私は、月に2冊は読書をするようにしています。
比較対象がないから、読書量は分からないし、読書が特別好きというわけでもありません。
活字と向き合うのが嫌な時もあるし、読む必要性は分かっているけど、なかなか読めない本もあります。



得意なことは積読です(笑)
でも、月に2冊読むルールを1年続けています。
最初から最後まで読破しなくても、内容の8割は理解するようにして、その中の重要な2割が言えるようにしています。
新しい知識と出会うツールとして読書を位置づけています。
助産と関係ない本でも、社会人として、助産師として役立つことも読書からたくさん学びました。
例えば、産業カウンセラーの大野萌子「よけいなひと言を好かれるセリフに変える 言いかえ図鑑」を読んで、職場での依頼や断り方について見直す機会となりました。



もっと早くから、この伝え方知っていたらな~苦手な先生と報連相するハードル下がったやろな~
読書に関してはもっと昔から習慣化してたらって後悔することしかありません。(笑)
なので、読書は好き嫌いに関わらず、おススメです。入職前というまとまった時間がある時に、ぜひ読書してみてください。
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