10月8日(土)19:30~ぺリプリスペース♪

【新人助産師さん必見】上手な業務の進め方

新人さんが病棟に配属され、患者さんの受け持ちを始める4月。
『どのようにすれば、上手く業務を進められるか』と悩んだことはありませんか?

新人助産師

どうやったら複数の患者さんの受け持ちができるんだろう…

キャリー

受け持ち患者さんの人数が増えてくると、業務量が増えますよね。多重課題に直面するから、大変ですよね。

はじめの頃は、新人さんが業務を安全に、円滑に進められるように先輩のフォローがあると思います。

その中で、先輩は新人さんにたくさん質問すると思います。フォローの先輩は新人さんに質問することで、新人さんが患者さんに安全なケアができるか、どこで支援が必要か、その理解度を確認しているからです。

そして、先輩の質問の意図が分かれば、課題解決のヒントが分かるようになります。


この記事では、業務の進め方に困っている新人さんや先輩の質問にうまく答えられなくて落ち込んでいる新人さんにおススメです。

師長

業務という視点だけじゃくて…看護や助産ケアの視点も学んでほしいです。

  • 上手な業務の進め方のヒントをみつけよう!
  • 先輩の質問の意図が理解できるようになろう!

では、日勤で4人の患者さんを受け持ちすると想定して、この記事を読んでみてください。

《受け持ち患者さんの情報》
・帝王切開術後1日目のAさん(双胎妊娠、術中出血800ml)
・28週の切迫早産のBさん(夜間にリトドリンの流量がUPしていた経緯あり)
・34週の妊娠糖尿のCさん(毎食前と食後2時間後の1日6回の血糖測定指示あり)
・13時から帝王切開予定のDさん(術前点滴が2本あり)

目次

優先順位を考えよう

キャリー

今日は、どんなスケジュールで部屋回りを行いますか?

新人助産師

えっと…Aさんの観察から始めます。そして、Bさん、Cさんの順にラウンドに行きます。その後、Dさんの元に行き、ルートキープをして術前点滴を始めます。Aさんの採血結果を確認し、午前中に初回歩行を行います。Bさんのラウンドで腹部緊満の訴えがあれば、初回歩行の前にBさんに胎児心拍モニターを装着します。Cさんは10時と12時に血糖測定があるので、その時間に血糖値の確認をします。初回歩行は、見学後初めて1人で実施するので見守りをお願いします。

先輩がこの質問をするのは

  • 漏れなくやるべきことがスケジュール出来ているか
  • ケアの優先順位が考えられているか
  • 時間が決まっている処置や薬剤投与などが理解できているか

を判断するためです。そして、新人さんのフォローが必要な場面を把握するためにも質問しています。

なので、初めて行うケアや見守りが必要なケアは業務前にフォローしてくれる先輩やリーダーに必ず声をかけてくださいね。

優先順位は状況によって変化すると思いますが、基本の考え方として

  1. 命に係わること 緊急や急変対応や病状が不安定な患者さん
  2. 時間が決まっていること 処置、薬剤投与、検査出し、オペ出し
  3. 1日の中で実施しなくてはならない処置やケア(保清など)

情報収集したことから、個別性のあるケアを考えよう

キャリー

Bさんで特に気をつけようと思うことはある?

新人助産師

えっと…昨夜リトドリンの流量があがっているので、切迫症状は落ち着いているのか確認します。また、流量が上がったことにより、動悸や手指の振戦ないか副作用の有無を確認します。その時に脈拍を測定します。胎児心拍モニタリングでも、子宮収縮がないか確認します。

先輩がこの質問をするのは

  • 情報収集から、患者さんの状態変化を把握できているか
  • どんなリスクがあるか考え、その異常に気付くための観察のポイントを理解しているか
  • 観察のポイントとその根拠となる情報を収集できているか

確認しています。

ケアの根拠を考えよう

キャリー

初回歩行は、なぜ行うの?

新人助産師

早期離床により、術後合併症のを予防するためです。特に、麻痺性イレウスや深部静脈血栓症、肺塞栓症の合併症が考えられます。初回歩行は、子宮復古の促進にもなります。特に、多胎妊娠では血栓リスクが高いので、肺塞栓症には注意して初回歩行を行おうと思います。また、硬膜外麻酔があるので、下肢のしびれや脱力感はないか確認したいと思います。

根拠を明確にすると、1つ1つのケアの意味を理解することに繋がります。

つまり、安全に行うために注意するべきポイントを考えることができます。

日頃から、この患者さんはどんなリスクがあるか、どんなことに注意して観察したら、安全なケアができるかを意識して考えてみてください。

まとめ

大切なことは

先輩はなぜこの質問をしたのかを考えること

最初はこの記事の新人助産師さんみたいに答えれなくてもいいです。

患者さんのところに行く前に、先輩の支援を受けて考えることが目的です。

まずは、自分の考えたことを先輩に伝えて、必要があればアドバイスをもらいましょう!!

先輩の考えを学ぶチャンスです。

後は分からなくなった時、考えが止まった時に

どこまで考えることができて、どこから分からないのかを先輩に伝えること

新人助産師

分からないことが分からない時もあるよ…

一生懸命考えている新人さんをみると、今考えているんだな~って分かる時もあるのですが…

新人さんのキャラクターによっては、それが表情や態度から読み取りにくいこともあります。

考えていないのか、分からないのかが先輩にとって分からない時があります。

キャリー

『~まで考えられたけど、××から教えてください』って伝えると、ここまで考えました!って自分の主体性をアピールすることにも繋がるのでおススメです!


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この記事を書いた人

地域周産期センターで働くアドバンス助産師です。今春、助産師9年目になりました。コロナ渦で、オンラインという形で助産実習に関わりました。実習が満足にできない環境で、努力されている助産学生さん、新人助産師さんの役に立ちたいという思いで、このブログを立ち上げました。8年間助産師をしてきた私のマインド、考え、情報を発信していきます。

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